医療法人社団 福島内科

「患者さま中心の信頼できる家庭医」を目指します。
小さな子どもからお年寄りまで、健康に関することはお気軽にご相談ください。

予防接種について

予防接種について

院長 福島孝男先生

予約方法

受付または電話にてお受けしておりますので、お早めにご連絡ください。

  • ご予約後、キャンセルされる場合はお早めにご連絡ください。
  • 診察券と母子手帳をお手元にご準備の上、ご連絡ください。(乳幼児の接種の場合)

受付

接種当日は、午前は12時まで、午後は17時までにお越しください。接種後の不測の事態に備え、時間を過ぎた場合はお断りする場合もございます。時間までに来られない方はご相談ください。

当日持参いただくもの

  • 保険証
  • 診察券
  • 問診票(事前に記入してきてください)
    ※任意接種の場合は院内に用紙がございます
  • 母子手帳(乳幼児の接種の場合)

当日は、予防接種の前に医師の診察がありますので、心配事やご不明な点は、ご遠慮なくお尋ねください。

お願い

  • 市町村から配られる予防接種の注意事項は、必ず事前にお読みいただいた上でご来院ください。
  • 問診票は事前にご記入ください。
  • キャンセルの際は、必ずご連絡をお願いいたします。
  • 予防接種後に院内で様子を見させていただく場合がございます。時間に余裕を持ってご来院ください。
  • ご自宅で熱を測っていただいても、院内で再度測っていただきます。ご理解とご協力をお願いいたします。
  • 乳児の場合、接種の前後30分間の授乳(ミルクを含む)はお控えください。
  • 接種対象年齢を超えての接種は自費接種となりますので、ご注意ください。

接種後の注意

  • 接種後30分は急な副反応にご注意ください。接種当日は全身の状態を十分に観察してください。 異常が現れた場合は、ご連絡ください。
  • 接種部位を揉んだり、こすったりしないでください。急激に薬剤が吸収され、副反応が出やすくなる場合がございます。 ご注意ください。
  • 接種当日は激しい運動や、成人の方は飲酒をお控えください。
  • 当日のお風呂は、接種後1時間様子を見ていただいて、変わりがなければ入浴可能です。 長湯をしたり、接種部位をこすったりしないでください。

公費予防接種対象のワクチン

予防接種名 対象年齢()内は標準接種期間 接種方法
小児用肺炎球菌 1期初回 生後2か月~5歳に至るまで(生後2か月~7か月) 27日間以上の間隔をおいて3回接種
1期追加 初回3回目終了後60日以上の間隔をあけ、生後12か月以降に1回接種
B型肝炎 1回目 生後1歳に至るまで
(生後2ヶ月)
27日以上の間隔をおいて2回接種
2回目 生後2歳に至るまで
(生後3ヶ月)
3回目 生後1歳に至るまで
(生後7~8ヶ月)
1回目の接種から139日以上の間隔をあけて1回接種
BCG 生後1歳に至るまで
(生後5か月~8か月)
1回接種
不活化ポリオ 1期初回 生後2か月~7歳6か月に至るまで 20日以上(標準的には56日まで)の間隔をおいて3回接種
1期追加 初回3回終了後6か月以上(標準的には12か月~18か月)の間隔をあけ1回接種
五種混合 1期初回 生後2か月~7歳6か月に至るまで 20日以上(標準的には56日まで)の間隔をおいて3回接種
1期追加 初回3回終了後6か月以上(標準的には12か月~18か月)の間隔をあけ1回接種
二種混合 2期 11歳~13歳未満(小学6年生) 1回接種
麻しん風しん混合 第1期 1歳~2歳に至るまで 1回接種
第2期 小学校入学前の1年間 1回接種
日本脳炎 1期初回 生後6か月~7歳6か月に至るまで(3歳~4歳) 6日以上(標準的には28日まで)の間隔をおいて2回接種
1期追加 生後6か月~7歳6か月に至るまで(4歳~5歳) 初回2回終了後、おおむね1年後に接種
2期 9歳~13歳未満 1回接種
子宮頸がん予防 小学6年生~高校1年生(中学1年生) ワクチンの種類、接種開始時期により接種回数、接種間隔が異なります
水痘 初回 1歳~3歳に至るまで(生後12か月~15か月) 1回接種
追加 1歳~3歳に至るまで 初回接種後3か月以上(標準的には6か月~12か月)の間隔をあけ1回接種
ロタウイルス 1価 生後6週0日~生後24週0日まで
(ロタテックは生後32週0日まで)
※1回目の接種は生後14週6日までに受けることが推奨されています
4週以上あけて2回
5価 4週以上あけて3回
高齢者肺炎球菌ワクチン 自己負担
5,000円
お住いの市町村保健センターへお問い合わせください 1回接種
インフルエンザ 65歳以上の方は公費接種その他の方は自費接種 1回接種(13歳未満は2回接種)

※日本脳炎は、平成19年4月1日以前に生まれた方については20歳に至るまでの間、定期接種として受けられます。

※子宮頸がん予防接種は接種機会を逃した方のキャッチアップ接種を行っております。詳しくは厚生労働省のホームページをご確認ください。

※令和6年3月までに四種混合ワクチンとヒブワクチンを接種開始された方は、今まで通り接種の最後まで公費接種として予防接種を受けることができます。途中から五種混合ワクチンに変更することはできません。接種を開始した時と同じワクチンを最後まで接種してください。

次の予防接種までの接種間隔について

予防接種によって、次の予防接種までの間隔が違います。スケジュールを立てる前に接種間隔の確認をしましょう

異なるワクチンの接種間隔

注射生ワクチン

次にワクチンを打つまでに27日(4週間)以上あける

次にワクチンを打つまでに
27日(4週間)以上あける

別の種類の

注射生ワクチン

注射生ワクチン

次にワクチンを打つまでに27日(4週間)以上あける

制限なし

別の種類の

経口生ワクチン

不活化ワクチン

経口生ワクチン

不活化ワクチン

次にワクチンを打つまでに27日(4週間)以上あける

制限なし

別の種類の

注射生ワクチン

経口生ワクチン

不活化ワクチン

※同じ種類のワクチンを複数回接種する場合は、ワクチンごとに推奨されている接種間隔が定められていますので、 スケジュールに沿って接種します。

当院で任意で接種できるワクチン

生ワクチン

ロタウイルスワクチン(公費/任意)

ロタウイルス感染症は、感染力が強く重症化することがあります。口から飲むタイプのワクチンです。

  • ロタテック 10,670円・ロタリックス 16,170円/回
  • 生後6週0日~生後24週0日まで
  • 4週間以上の間隔をあけて(ロタリックス)2回/ロタテック(3回)
  • ワクチンの種類により接種回数や価格が異なります。希望がある場合はお申し出ください。初回接種は、接種後の副作用の危険性が高まるため、14週6日までとさせていただきます。

水痘(水ぼうそう)(公費/任意)

水ぼうそうに対する免疫をつけます。微量の抗生物質が含まれた生ワクチンです。成人の方の帯状疱疹予防にもお勧めします。帯状疱疹不活化ワクチンもあります。

  • 10,670円/回

おたふくかぜワクチン(任意)

ムンプスウイルスによる感染症で、まれに重い合併症を引き起こすことがあります。

  • 8,250円/回
  • 1回又は2回(日本小児科学会では2回接種を推奨)
    1歳で1回、1回目の接種後2~4年後に2回目を接種
  • 市町村により助成制度がございます。お住まいの市町村の情報をご確認ください。

BCGワクチン(公費/任意)

結核菌の感染で起こる結核性髄膜炎・肺結核の予防です。結核に対する抵抗力はお母さんからもらうことはできないので、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。

  • 11,440円/回
  • 接種後、院内で接種部位の乾燥を待ちますので時間に余裕をもって来院してください。 当日の入浴は差し支えありませんが、接種部位をタオルやスポンジでこすらないでください。
    -接種後の皮膚変化とコッホ現象―
    接種後10日目頃から針痕に一致して赤いポツポツができ、一部に小さい膿ができることがあります。 この反応は4週間目頃に最も強くなり、その後、かさぶたができて3か月後までには治ります。異常反応ではなく、BCGの接種により抵抗力がついた証拠です。自然に治るので、絆創膏を貼ったりせずに、そのままで清潔を保ってください。3か月を過ぎてもじくじくしているようなときはご相談ください。 接種直後~10日以内(多くは2~3日後)に、赤いポツポツができ始めた場合は、コッホ現象と呼ばれ、お子さんがすでに結核に感染している可能性が考えられます。早急に医師にご相談ください。

麻しん・風しん混合ワクチン[MRワクチン](公費/任意)

麻しんウイルス及び風しんウイルスを弱毒化して作った生ワクチンです。感染力の強い疾患です。
対象年齢が来たら早めに接種を済ませましょう。妊娠中の女性は接種できません。

  • 12,210円/回
  • 成人の予防接種助成事業を実施している市町村がございます。対象者や助成額など詳しくはお住まいの市町村にお問い合わせください。

不活化ワクチン

B型肝炎ワクチン(公費/任意

慢性肝炎、肝硬変、肝細胞がんなどを発症させるウイルス対策です。非常に感染力が強く、輸血やピアスの施術など、さまざまな感染経路が確認されています。

  • 8,800円/回

四種混合ワクチン(公費※/任意)

ジフテリア、百日咳、破傷風及びポリオに対する免疫を付けます。
令和6年4月以降に接種を開始される方は、五種混合ワクチンを接種してください。

  • 12,870円/回

五種混合ワクチン(公費/任意)

今までの四種混合ワクチンにヒブワクチンを加えたワクチンです。
ジフテリア、百日咳、破傷風及びポリオ、細菌性髄膜炎を予防します。

  • 23,100円/回

二種混合(公費/任意)

ジフテリア菌・破傷風菌の毒素を無毒化したもの(トキソイド)を混合した不活化ワクチンです。ジフテリアと破傷風の免疫を長持ちさせます。四種混合ワクチンの基礎免疫が不十分な方は、お住まいの保健センターへご相談ください。

  • 5,940円/回

ヒブワクチン(公費※/任意)

小児の細菌性髄膜炎の予防を主として作られた不活化ワクチンです。
令和6年4月から接種を開始される方は、五種混合ワクチンを接種してください。

  • 9,900円/回

小児用肺炎球菌ワクチン[15価](公費/任意)

細菌性髄膜炎の原因菌は大半がヒブ菌と肺炎球菌がほとんどを占めています。細菌性髄膜炎は初期診断が難しく、時に致死的で、命が助かっても重い後遺症を残すことがあります。小児用肺炎球菌ワクチンは小児の細菌性髄膜炎の予防を主として作られた不活化ワクチンです。

  • 13,530円/回

日本脳炎(公費/任意)

日本脳炎の免疫をつけます。日本脳炎はブタなどの体内で増えたウイルスが蚊によって媒介されてヒトにうつります。発症すると1000~5000人に1人が脳炎を発症します。脳炎にかかった場合の死亡率は15%、神経の後遺症を残す人が50%ほどいます。

  • 8,800円/回
  • 国の接種勧奨の一時中断によりワクチンを接種できなかった方に救済接種の特例が設けられています。対象者は定期接種として受けられます。

子宮頸がん予防[HPV]ワクチン(公費/任意)

子宮頸がんを起こすヒトパピローマウイルス感染症を予防します。

  • サーバリックス・ガーダシル 18,480円/回
    シルガード9 32,780円/回
  • 【サーバリックス】
    1回目から1か月後に2回目
    1回目から6か月後に3回目
    【ガーダシル】
    1回目から2か月後に2回目
    1回目から6か月後に3回目
    【シルガード9】
    • 15歳未満
      1回目から6か月後に2回目
      (13か月後までに完了すること)
    • 15歳以上
      1回目から2か月後に2回目
      1回目から6か月後に3回目
  • 最初に使用したワクチンで接種を完了してください。
    平成9年4月2日生から平成19年4月1日生の方で、接種機会を逃した方はキャッチアップ接種の対象となり、公費で接種ができます。お住いの市町村保健センターへご相談ください。

破傷風ワクチン(任意)

傷口から破傷風菌が入って体内で毒素を大量に出すために起こります。筋肉の痙攣が起こり、呼吸困難を起こすなど、現在の医学でも死亡するケースのある重い疾患です。

  • 2,200円/回
    • 免疫のある方:
      ブースター(追加接種)1回
    • 免疫のない方:
      3回接種(抗体持続期間は3回接種後10年ほどと言われています)
      初回接種から3~8週間後に2回目、さらに12~18か月後に3回目

不活化ポリオワクチン(任意)

時間経過によるポリオの抗体価の低下を防ぐ方法として、就学前に5回目の接種が推奨されています。三種混合ワクチンと同時に受ける方法が勧められていますが、当院では三種混合ワクチンの取扱いがありません。また、四種混合ワクチンは4回までの接種しか認められていません。

  • 11,440円/回

肺炎球菌ワクチン(公費/任意)

肺炎を予防するワクチンです。肺炎球菌以外の細菌による感染症は予防できません。

  • 9,900円/回
    • 65歳以上の方
    • 養護老人ホームや長期療養施設などに居住される方
    • 慢性の持病をお持ちの方
    • その他、感染症にかかりやすい状態にある方など
  • 5年以内に再接種を行うと、注射部位の痛みなどが強く出ることがありますので、5年以上の間隔をあけて接種を行ってください。

インフルエンザ

  • (年度毎に異なります)円/回
  • 接種回数等はご相談ください
  • 毎年10月頃より接種を開始します。65歳以上の方は公費接種の対象です。お住まいの市町村の情報をご確認ください。埼玉県土建国保組合による補助事業指定医療機関です。埼玉土建国保の方は接種券をお持ちください。

帯状疱疹不活化ワクチン(任意)

これまで50歳以上の帯状疱疹予防ワクチンは、小児で使用する水痘生ワクチンのみでしたが、新しく不活化ワクチンの接種が認可されました。不活化ワクチンのため、これまで生ワクチンの接種不適合だった免疫の低下した方なども接種可能で、生ワクチンより予防効果も優れています。

  • 24,200円/回
  • 2回

高価なワクチンになりますので水痘生ワクチンとの比較表を参考にご検討ください。

水痘生ワクチン 帯状疱疹不活化ワクチン
接種対象 50歳以上
注意事項 新型コロナワクチン接種後、接種前いずれも2週間間隔をあける
種類 生ワクチン 不活化ワクチン
費用 10,670円/回 24,200円/回
接種回数 1回 2回(2か月~6ヶ月後以内)
帯状疱疹発症抑制 51.3% 97.2%
後神経痛抑制 66.5% 91.3%
重症化予防 61.3% 88.8%
副反応 接種部位の痛み、腫脹、発赤 接種部位の痛み、腫脹、発赤、筋肉痛、倦怠感、頭痛
接種方法 皮下注射(インフルエンザと同じ) 筋肉注射(新型コロナワクチンと同じ)
持続時間 5年で効果減弱 8年後84%の有効率
長所 ・費用が安い
・接種回数が1回
・予防効果が高い
・免疫低下している方も接種できる
短所 ・不活化ワクチンと比べると予防効果が劣る
・免疫低下している方は接種できない
・費用が高い
・接種回数が2回
・副反応が生ワクチンより強く出る可能性がある